2009年4月1日水曜日

桧原桜

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今日は素晴らしい桜の紹介です。九州で有名な桧原桜のある『花守りパーク』の桜は、樹齢70年だそうです。Hコーチから写メールを頂きました。Hコーチ有難うございました!


【Hコーチからのコメント】
その昔、道路整備にかかり、切られるはずでしたが、近隣の人達の嘆願を進藤一馬市長が聞き入れ、桜を迂回する形で工事したそうです。現在、そこには桜を歌に読み込んだ短冊がいくつもぶら下げられていました。桜を愛でる気持ちに満ちた空間で、私は幸せでした。


【参考資料、引用、福岡散歩道HPより・・・】
この『花守りパーク』の桜は、樹齢70年。『檜原桜』の愛称で親しまれています。蓮根池にそって長住と檜原をつなぐ道は、昭和50年代まで、くねくね曲がって、車の離合も困難な狭い農道(今の桜の下の道)でした。道路の拡張が南北から進められて、昭和59年3月10日(土)の朝、枝一杯に蕾をつけたままで、1本の桜が伐られました。 残りの桜もはかない定めです。翌朝暁、桜の幹に命乞いの色紙がかけられていました。花守り 進藤市長殿・花あわれ せめては あと二旬 ついの開花を 許し給え(二旬 20日  ついの開花 最後の開花)次の日も、次の日も、桜は伐られません。伐採を請け負った業者さんの優しい執行猶予だったのでしょう。そして、ジョギングで色紙を発見した暁の紳士の共感が、 地元新聞に伝えられて『短歌に託し命乞い』の記事となり、花を惜しむ歌や句が、 次々に檜原桜にかけれれました。・今年のみの 桜いとしみ 朝ごとに つぼみふくらむ 池の辺(へ)に佇つ春は花 夏は葉桜 幾年を なぐさめられし 並木道かな・うたにたくし 花のいのちを こう人の なさけ拡ごる 春はかなしも・眼底に(まなぞこ) さくらをやどす ランドセル詠みびと知らずが枝につるした、数十種の色紙や短冊が春風にゆれるさまは、 さながら王朝時代の観桜の宴の風情でした。そのなかに、・桜花(はな)惜しむ 大和心の うるわしや とわに匂わん 花の心はの一首があって、当時の筑前の花守り、進藤一馬福岡市長の返歌と知れました。こうして、檜原桜は『終の開花』を許されたのです。このことを郷土出身の作曲家團伊玖磨氏が、名随筆『パイプのけむり』にとりあげられ、 『リーダーズ・ダイジェスト』に転載されて海外の話題にもなりました。花吹雪が散って 薫風のころ、桜の枝に・葉桜の そよぐ梢の 風涼し 花守り市長の 情け通じての一首がありました。情理あふれた市の配意で道路が桜を生かす計画に変更されて、永久の開花がかなえられたのです。
桧原桜

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